ドラマ『ねこ物件』制作発表会見レポート
4月5日（火）、制作発表会見が行われました！主演の古川雄輝をはじめ、細田佳央太、上村海成、本田剛丈、松大航也、綾部真弥監督が登壇！ドラマに関するトークに加えて、ねこ談議に花を咲かせました。
現場レポート
古川は本作への出演について「とにかく僕はデビュー当時から『猫が好き』という話をしてて、猫の作品に出演したいという思いがありましたので、こういう形で主役で出演させていただけて嬉しい気持ちでいっぱいです」と念願の猫作品への出演への熱い思いを口にする。
一方で古川は猫との共演について「猫は好きですが、お仕事をするとなると話が違って…（苦笑）。自由気ままで言うことを聞いてくれないんですね。そこがかわいいんですけど、基本的に現場は猫優先で、猫がご飯を食べてるからそれを撮ろう、キャットタワーで遊んでるからそこで撮影しようという感じで、大変でしたが癒しでもありました」とふり返った。
“猫付きシェアハウス”の「★★（二星）ハイツ」で暮らす、夢を追う若者たちの姿を描く本作だが、現場の様子について、細田は「僕とか上村くんは、とくに人見知りで（笑）、初日は2人とも下を向いてました。でもずっと同じ場所で連日撮影をしていたので、撮影が進むにつれてワイワイした感じで最終的には『二星ハイツ』にいるんじゃないかっていう雰囲気の良さがありました」と述懐。
上村も「初日に入った時は誰もしゃべらない…しゃべっちゃいけないのかな？ というくらいの静謐な空間が広がっていましたが（笑）、日を追うごとに逆に『うるさい！』と言われるくらい、騒がしく和気あいあいとした雰囲気になって楽しかったです」と語り、松大も「僕がクランクインするのが一番最後だったんですが、みんな仲良くて、輪に入りやすかったです」とうなずく。
プロボクサーを志す青年・矢澤丈を演じた本田は「これまで演じてきたのはだいたいメガネをかけた真面目小僧の役だったので、生まれて初めてのスポーツマンをやるということで『どうかな？』と思いながら一生懸命演じさせていただきました！」と力強く語った。
舞台挨拶の途中で、MCが古川から「重大な報告」があると告げると、集まったファンはやや身構えるが、古川は「全然、重大じゃないです。台本には『重大』と書いてあったけど…」と苦笑を浮かべつつ「いままで、猫の取材を受けるたびに僕は『猫カフェに行って楽しんでます』と言ってたんですが、実は僕、猫を2匹飼ってまして」と告白！
先述のように「猫の作品をやりたい」と言い続けてきた古川。「出演が決まったら言おうと思っていた」が、これまでなかなか作品が決まらずに「言うタイミングを逃してしまった（苦笑）」とのこと。「公表するときのために子猫の時から一緒に写真を撮ってたんですが、もう大人になってしまいまして…」と申し訳なさそうに明かす。今回、本作への出演が決まったことで「これで、堂々と『2匹飼ってます』と言えます」と安堵の表情を浮かべた。
ちなみに2匹の猫はアメリカンショートヘアのルーク（『スター・ウォーズ』の主人公から命名）とたまたま拾ったというステラ（荒川アンダー ザ ブリッジ」の登場人物から命名）で、2匹ともオス。飼い始めて既に約6年が経過していると明かしてくれた。
続いてのコーナーでは、登壇陣に本作や猫にまつわる様々な質問が！ 劇中に出てくる猫付きシェアハウス「二星ハイツ」に実際に入居したいか？ という質問に対し、「YES」と挙手したのは、上村、松大、綾部監督の3名。上村は「撮影の時、毎日通って楽しかったし、猫たちがかわいかったので。家賃も安いですし」と語り、松大も「上村くんが言ったことにプラスして、日本家屋の匂いがすごく良いです」と入居に前向き。綾部監督は「居心地の良い空間を作ろうと思っていたので…古川くんが上げてないと聞いて、ちょっとショックです」と古川のまさかの「NO」に驚いた様子。
古川は「高校の3年間、寮生活だったので、男性同士で住む空間はもういいかな…。僕自身、あんまり人間関係を築くのはうまくないので、ひとりでいた方が」と釈明！ 本田は「僕も猫を飼っているので、（二星ハイツは）楽しいと思うけど、浮気してるみたいな気持ちになっちゃう（笑）。たまに遊びに行くならいいけど」と自分の家の猫を優先。細田は「人見知りですからね（笑）。それと（二星ハイツに入るには）大前提として猫に認められないといけないけど、その勇気がないです（笑）」と理由を明かしていた。
さらに「猫の魅力を5個以上言えるか？」という質問に、古川と細田はまさかの「NO」という回答！ これには会場全体が驚きに包まれたが、古川は「その子の良さは言えるけど、『猫の』って難しいですよね。（個別の猫の）寝てる時のあの顔とか、ごはんを食べてる時の食べ方とかはあります。ルークは『ニャー』と鳴かず『プス』って言うんです」と愛の深い答えを披露！ 細田も「短い時間とはいえ、二星ハイツに入ったので、生半可なことが言えなくなったと思います」とこちらも猫への愛とリスペクトゆえの「NO」だったと説明し、会場を唸らせていた。
会見の最後にはサプライズで本作の「映画化」が綾部監督の口から発表され、会場は驚きと共に温かい拍手に包まれる。『劇場版ねこ物件』はドラマの放送後、8月に公開の予定だが、綾部監督は「このメンバーはもちろん全員出ていますし、ドラマから見ていただくと様々な伏線や人間関係などより深く楽しんでいただけます！」とアピール。古川は「ドラマとつながっていまして、ドラマで回収できなかったことや、（自身が演じる）優斗の過去なども描かれています。引き続き、癒し系作品であり、楽しめると思いますし、かわいいニャンコもたくさん出てきます」とファンの期待を煽った。
オリジナルドラマ「ねこ物件」は、4月よりテレビ神奈川、TOKYO MX、BS11ほかにて順次放送スタート。
劇場版は、2022年8月公開予定。究極の癒し猫エンターテインメントに是非、ご期待ください！
